医薬経済オンライン

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MR活動実態調査レポート

時代は保険薬局での適正服用

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析98

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2014年1月15日号

 製品戦略の重要性がますます高まっている。飽和化した慢性疾患領域に新薬を投入する企業と防御する企業のせめぎ合いに後発品企業が絡んで熾烈な競争が起こるからだ。業績向上のために、新薬をどんどん投入して、新規処方患者と処方医を増やしていくことが基本だ。 しかし、新薬の投入も長期投与解禁までの1年間は大きな業績向上には結びつかない。そのうえ、どんなにいい薬であっても患者が適正服用しなければその効果は現れないというジレンマがある。新薬や後発品を問わず、患者の適正服用が「肝」なのである。 また、新薬そのものが〝高度化〟しており、情報を精査して適正な処方に結び付けていくためには相応の専門性が必要不可欠となる。 図は、患者を中心とした適正治療に関する概念図だ。病院や診療所だけでなく、保険薬局とのトライアングルがキーとなる。もちろん、医薬品を中心としたこの...  製品戦略の重要性がますます高まっている。飽和化した慢性疾患領域に新薬を投入する企業と防御する企業のせめぎ合いに後発品企業が絡んで熾烈な競争が起こるからだ。業績向上のために、新薬をどんどん投入して、新規処方患者と処方医を増やしていくことが基本だ。 しかし、新薬の投入も長期投与解禁までの1年間は大きな業績向上には結びつかない。そのうえ、どんなにいい薬であっても患者が適正服用しなければその効果は現れないというジレンマがある。新薬や後発品を問わず、患者の適正服用が「肝」なのである。 また、新薬そのものが〝高度化〟しており、情報を精査して適正な処方に結び付けていくためには相応の専門性が必要不可欠となる。 図は、患者を中心とした適正治療に関する概念図だ。病院や診療所だけでなく、保険薬局とのトライアングルがキーとなる。もちろん、医薬品を中心としたこの図

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