医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

麻生財務相の強烈な厚労アレルギー

財務省大物次官OBも参戦

2014年1月1日号

 「オレは厚生労働省の役人の話なんか聞かねぇんだ。あんないい加減な奴らとは話をしない」 いつもの“べらんめぇ調”を全開にし、厚労省への不満をぶちまけたのだろう。もちろん、このセリフを吐く政治家はひとりしかいない。麻生太郎財務相(副首相兼任)である。それも、14年度診療報酬改定率に関する12月17日の関係閣僚会合の場で、田村憲久厚労相に面と向かってぶつけたものだ。 2度目となるその日の会合では、医療提供体制の見直しや地域医療の充実などに必要な財源を要求した田村氏に対し、麻生氏は「なるほど」「言いたいことはわかった」「じゃあマイナス改定で」といった謎の3段論法を繰り返した。田村氏には「オメーだから話は聞いてやる」と若干優しさを見せつつも、結局何も取り合おうとしなかった。田村氏は改定率の折衝期間中、周囲に何度も「またオレが悪者にされる」など...  「オレは厚生労働省の役人の話なんか聞かねぇんだ。あんないい加減な奴らとは話をしない」 いつもの“べらんめぇ調”を全開にし、厚労省への不満をぶちまけたのだろう。もちろん、このセリフを吐く政治家はひとりしかいない。麻生太郎財務相(副首相兼任)である。それも、14年度診療報酬改定率に関する12月17日の関係閣僚会合の場で、田村憲久厚労相に面と向かってぶつけたものだ。 2度目となるその日の会合では、医療提供体制の見直しや地域医療の充実などに必要な財源を要求した田村氏に対し、麻生氏は「なるほど」「言いたいことはわかった」「じゃあマイナス改定で」といった謎の3段論法を繰り返した。田村氏には「オメーだから話は聞いてやる」と若干優しさを見せつつも、結局何も取り合おうとしなかった。田村氏は改定率の折衝期間中、周囲に何度も「またオレが悪者にされる」などと弱

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence