医薬経済オンライン

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医薬品業界新年展望

薬価圧縮圧力に苛まれる次の2年

クレディスイス証券調査部株式調査部ディレクター 酒井文義

2014年1月1日号

 医薬品業界の13年の重大イベントを株式市場から振り返ると、iPS細胞やがん幹細胞への注目度の高まりにつれて、バイオ関連株が上昇した年であった。そのほかの国内のイベントとしては、私見ではあるが、武田薬品のネガティブサプライズ決算に始まり、ディオバン問題、など後ろ向きの出来事の印象が強く残っている。透明性ガイドラインに沿った助成研究費などの開示も、ディオバン問題の後では後手に回った印象を与えてしまう。 海外では、米国でオバマケアの迷走などがあるものの、アステラス製薬の前立腺がん治療薬「エクスタンディ」、塩野義製薬の抗HIV薬「テビケイ」、田辺三菱製薬の糖尿病治療薬/SGLT2阻害剤「インヴォカナ」、小野薬品の抗がん剤/PD1抗体「ニボルマブ」、第一三共の抗血液凝固剤/抗Ⅹa剤「エドキサバン」など米国で開発が先行し評価を高めた新薬が注目された年...  医薬品業界の13年の重大イベントを株式市場から振り返ると、iPS細胞やがん幹細胞への注目度の高まりにつれて、バイオ関連株が上昇した年であった。そのほかの国内のイベントとしては、私見ではあるが、武田薬品のネガティブサプライズ決算に始まり、ディオバン問題、など後ろ向きの出来事の印象が強く残っている。透明性ガイドラインに沿った助成研究費などの開示も、ディオバン問題の後では後手に回った印象を与えてしまう。 海外では、米国でオバマケアの迷走などがあるものの、アステラス製薬の前立腺がん治療薬「エクスタンディ」、塩野義製薬の抗HIV薬「テビケイ」、田辺三菱製薬の糖尿病治療薬/SGLT2阻害剤「インヴォカナ」、小野薬品の抗がん剤/PD1抗体「ニボルマブ」、第一三共の抗血液凝固剤/抗Ⅹa剤「エドキサバン」など米国で開発が先行し評価を高めた新薬が注目された年とな

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