医薬経済オンライン

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特例的引き下げで「血を流す」企業

開き直って売りまくるか

2014年1月1日号

 14年度薬価改定は、薬価ベースで▲5.7%(医療費ベースで▲1.22%)、約5000億円で決着した。これをどう見ているのだろうか。ある市場関係者は解説する。 「はっきり言って、いい意味のほうの予想に振れた。5000億円の削減額も、国内大手メーカー幹部がそのラインと断言していたから。不確定要素があると思ったが、そうでもなさそうだ」 新薬創出・適応外薬解消等促進加算は試行再継続、特例引き下げ(▲4〜▲6%)は特例的引き下げに吸収されることになった。製薬業界を悩ませた追加引き下げは、財務省が「ない」と断言している。製薬業界は「勝ち」とは思わないだろうが、「負け」と叫んでも周囲が頷く状況でもない。 ただ、12年度改定から1年9ヵ月の間、製薬業界にとっては厳しい議論であった。改定1年目から長期収載品の引き下げルールを中央社会保険医療協議会の場で話さなければならず、結果的に...  14年度薬価改定は、薬価ベースで▲5.7%(医療費ベースで▲1.22%)、約5000億円で決着した。これをどう見ているのだろうか。ある市場関係者は解説する。 「はっきり言って、いい意味のほうの予想に振れた。5000億円の削減額も、国内大手メーカー幹部がそのラインと断言していたから。不確定要素があると思ったが、そうでもなさそうだ」 新薬創出・適応外薬解消等促進加算は試行再継続、特例引き下げ(▲4〜▲6%)は特例的引き下げに吸収されることになった。製薬業界を悩ませた追加引き下げは、財務省が「ない」と断言している。製薬業界は「勝ち」とは思わないだろうが、「負け」と叫んでも周囲が頷く状況でもない。 ただ、12年度改定から1年9ヵ月の間、製薬業界にとっては厳しい議論であった。改定1年目から長期収載品の引き下げルールを中央社会保険医療協議会の場で話さなければならず、結果的に昨

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