医薬経済オンライン

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卸と薬局「合弁会社」設立の背景

米国ではジェネリックメーカーの寡占化に対抗

2014年1月1日号

 米国3大医薬品卸の一角を成すマッケソンが12月5日、欧州卸のセレシオの株式公開買い付け(TOB)を開始したことを発表した。米投資会社のエリオット・インターナショナルが買収阻止に動くという報道も出ているが、TOBが成功すれば、売上高で15兆円という巨大グローバル卸の誕生となる。 その5日後の12月10日。米国では一大イベントの感謝祭が終わり、バラク・オバマ大統領によるクリスマスツリーの点灯式の余韻も冷めないなか、今度は米国3大卸のカーディナルヘルスと米国調剤薬局チェーンの2位であるCVSケアマークがジェネリック共同購入会社の設立を発表したのである。実はCVSケアマークがマッケソンとセレシオの「連合」に加わるのではないかという噂はあったが、結果として、スペシャリティファーマに強いと定評のあるカーディナルを選んだ。 ジョイントベンチャーが直ちにカーディ...  米国3大医薬品卸の一角を成すマッケソンが12月5日、欧州卸のセレシオの株式公開買い付け(TOB)を開始したことを発表した。米投資会社のエリオット・インターナショナルが買収阻止に動くという報道も出ているが、TOBが成功すれば、売上高で15兆円という巨大グローバル卸の誕生となる。 その5日後の12月10日。米国では一大イベントの感謝祭が終わり、バラク・オバマ大統領によるクリスマスツリーの点灯式の余韻も冷めないなか、今度は米国3大卸のカーディナルヘルスと米国調剤薬局チェーンの2位であるCVSケアマークがジェネリック共同購入会社の設立を発表したのである。実はCVSケアマークがマッケソンとセレシオの「連合」に加わるのではないかという噂はあったが、結果として、スペシャリティファーマに強いと定評のあるカーディナルを選んだ。 ジョイントベンチャーが直ちにカーディナル

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