医薬経済オンライン

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ベンチャー企業探訪

株式会社ミルテル

世界初の診断技術で日本の健診を変える

2014年1月1日号

 老化の物差しと言われる「テロメア」を使った遺伝子診断が昨年11月、日本で始まった。テロメアは染色体の末端部分にあり、染色体を保護している。細胞分裂のたびにここが短くなり、分裂を50回ほど繰り返すと、テロメアが短くなりすぎて染色体を保護できなくなり、細胞分裂が止まる。つまり、テロメアが短いほど細胞分裂が進んだ=老化したということで、テロメアは、今流行りのアンチエイジングでキーワードになっている。 テロメアにもDNAがあり、その末端は「TTAGGG」という6つの塩基配列が繰り返されている。DNAは2本鎖だがテロメア末端はなぜか1本鎖で、この部分が尾っぽのような形をしていることから「Gテール」と呼ばれる(図)。1本鎖なので当然“異常”であり、DNA修復酵素で修復されるはずだが、Gテールは修復されないよう2本鎖のテロメアDNAの間に入り込んで、投げ縄のよ...  老化の物差しと言われる「テロメア」を使った遺伝子診断が昨年11月、日本で始まった。テロメアは染色体の末端部分にあり、染色体を保護している。細胞分裂のたびにここが短くなり、分裂を50回ほど繰り返すと、テロメアが短くなりすぎて染色体を保護できなくなり、細胞分裂が止まる。つまり、テロメアが短いほど細胞分裂が進んだ=老化したということで、テロメアは、今流行りのアンチエイジングでキーワードになっている。 テロメアにもDNAがあり、その末端は「TTAGGG」という6つの塩基配列が繰り返されている。DNAは2本鎖だがテロメア末端はなぜか1本鎖で、この部分が尾っぽのような形をしていることから「Gテール」と呼ばれる(図)。1本鎖なので当然“異常”であり、DNA修復酵素で修復されるはずだが、Gテールは修復されないよう2本鎖のテロメアDNAの間に入り込んで、投げ縄のよう

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