医薬経済オンライン

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もはや隠れなき武田のGSK化

新社長はフランス人、ヤマダ人脈が社内を席巻

2013年12月15日号

昨年の記者会見では目立たなかった「やっぱり、そうきたか」と頷く記者もいれば、「悪い意味で、これはショック」と驚きを隠さない証券アナリストもいる。11月30日土曜日の午前零時という、東証上場企業としては非常識な時間に発表された武田薬品のトップ人事を巡っては、その受け止め方もさまざまだ。  230年の歴史を持つ日本最大の製薬企業・武田薬品が、社長に外国人を据えるという仰天人事に対する考察や論評は、ここ2週間の各種報道で出尽くした感もある。国内医療用医薬品市場を取り巻く厳しい環境、2年前の大型買収を通じて社内に変容をもたらしつつある急速なグローバル化等々に言及した上で、概ね好意的に受け止められていると言ってよいだろう。  もちろん、現社長の長谷川閑史氏が下した今回の人事を、「英断」と評する声ばかりではない。例えば、外国人社長を2度に渡って迎えたものの、両... 昨年の記者会見では目立たなかった「やっぱり、そうきたか」と頷く記者もいれば、「悪い意味で、これはショック」と驚きを隠さない証券アナリストもいる。11月30日土曜日の午前零時という、東証上場企業としては非常識な時間に発表された武田薬品のトップ人事を巡っては、その受け止め方もさまざまだ。  230年の歴史を持つ日本最大の製薬企業・武田薬品が、社長に外国人を据えるという仰天人事に対する考察や論評は、ここ2週間の各種報道で出尽くした感もある。国内医療用医薬品市場を取り巻く厳しい環境、2年前の大型買収を通じて社内に変容をもたらしつつある急速なグローバル化等々に言及した上で、概ね好意的に受け止められていると言ってよいだろう。  もちろん、現社長の長谷川閑史氏が下した今回の人事を、「英断」と評する声ばかりではない。例えば、外国人社長を2度に渡って迎えたものの、両者

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