医薬経済オンライン

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兆し見えない医療と介護、福祉の連携

地域包括ケアシステム構築に向けて②

2013年12月15日号

 東日本大震災が発生する1ヵ月前に旗揚げした地域医療福祉情報連携協議会の第3回総会とシンポジウムが今年6月、東京医科歯科大学R&Dタワーで開催された。 テーマは「2025年に向けて、高齢化時代の医療と介護〜新たな連携のあり方」というもの。25年問題は介護や福祉の専門家の間では早くから指摘されてきた社会現象だ。約800万人の団塊の世代が後期高齢者の仲間入りを果たし、ニーズの多様化に伴って介護や福祉のあり方が劇的に変わっていかざるを得ない。社会保障費も跳ね上がる。それらにどう対応していったらいいのか。老人福祉法や介護保険法に基づく事業計画を立てる際に、介護や福祉の専門家が頭を痛める懸案事項だった。 今回のシンポジウムを見ると、25年問題がようやく医療現場でも再認識され始めたことになる。「あまりにも初歩的な情報ばかり」と酷評する介護や福祉の専門家もいたが、...  東日本大震災が発生する1ヵ月前に旗揚げした地域医療福祉情報連携協議会の第3回総会とシンポジウムが今年6月、東京医科歯科大学R&Dタワーで開催された。 テーマは「2025年に向けて、高齢化時代の医療と介護〜新たな連携のあり方」というもの。25年問題は介護や福祉の専門家の間では早くから指摘されてきた社会現象だ。約800万人の団塊の世代が後期高齢者の仲間入りを果たし、ニーズの多様化に伴って介護や福祉のあり方が劇的に変わっていかざるを得ない。社会保障費も跳ね上がる。それらにどう対応していったらいいのか。老人福祉法や介護保険法に基づく事業計画を立てる際に、介護や福祉の専門家が頭を痛める懸案事項だった。 今回のシンポジウムを見ると、25年問題がようやく医療現場でも再認識され始めたことになる。「あまりにも初歩的な情報ばかり」と酷評する介護や福祉の専門家もいたが、含蓄

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