医薬経済オンライン

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Halmes&Vaccine

長期収載品の崩壊

第23回 〜思う壺〜

コイツ・ドナン

2013年12月15日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、長期収載品の将来像を占っている。日本の製薬業界は、新薬創出・適応外薬解消等促進加算を求める代わりに、長期収載品を差し出した。  厚生労働省は長期収載品の薬価を引き下げるとともに、ジェネリックの使用を促した。使用促進の流れは変わらないが、厚労省は初めて収載されるジェネリックの薬価を長期収載品の70%から50〜60%に下げることを提案、梯子を外したように見える。  一方、長期収載品にはオーソライズドジェネリックという道を認めながら、さらなる薬価引き下げを進めようとしている。長期収載品の未来とジェネリックの存在意義、製薬業界はどこに向かうのだろうか。 「それにしてもジェネリックの薬価を下げるとは驚いたよ」  私は改めてホームズを見つめた。ホームズは頷きながらパイプを銜え、大きく吸い込んだ。 「ワクチ... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、長期収載品の将来像を占っている。日本の製薬業界は、新薬創出・適応外薬解消等促進加算を求める代わりに、長期収載品を差し出した。  厚生労働省は長期収載品の薬価を引き下げるとともに、ジェネリックの使用を促した。使用促進の流れは変わらないが、厚労省は初めて収載されるジェネリックの薬価を長期収載品の70%から50〜60%に下げることを提案、梯子を外したように見える。  一方、長期収載品にはオーソライズドジェネリックという道を認めながら、さらなる薬価引き下げを進めようとしている。長期収載品の未来とジェネリックの存在意義、製薬業界はどこに向かうのだろうか。 「それにしてもジェネリックの薬価を下げるとは驚いたよ」  私は改めてホームズを見つめた。ホームズは頷きながらパイプを銜え、大きく吸い込んだ。 「ワクチン博

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