海外時報
認件数と市場性—対照的な2つの評価
13年のR&D生産性総括、広がる企業間格差
2013年12月15日号
13年の研究開発型製薬企業のパフォーマンスをどう評価するか。新薬開発の生産性に焦点を絞った、医薬品市場分析会社による2つの報告は、困惑するほど正反対の方向を示している。
エバリュエートファーマの「FDAの(新薬)承認率──ニッチ製品が記録的な成功を推進」によれば、FDA(米食品医薬品局)による新規成分製剤承認は、11月11日時点の27件、最終的に34件が見込まれる。12年の43件から2割も減らす計算だが、これら新薬群の5年後の米国売上高予測は総額187億ドルで、逆に23億ドル、14%も押し上げる。10億ドル超の大型製剤候補が5件、平均売上高が3.81億ドルから5.50億ドルに伸びる成果である(図1)。
承認新薬個々の評価を積み上げたこの予測は、12年の承認件数、13年の市場可能性と「2年間、印象的な進展だった」と総括した。しかも発表後、承認判断の締め切りである2月末を3ヵ月半...
13年の研究開発型製薬企業のパフォーマンスをどう評価するか。新薬開発の生産性に焦点を絞った、医薬品市場分析会社による2つの報告は、困惑するほど正反対の方向を示している。
エバリュエートファーマの「FDAの(新薬)承認率──ニッチ製品が記録的な成功を推進」によれば、FDA(米食品医薬品局)による新規成分製剤承認は、11月11日時点の27件、最終的に34件が見込まれる。12年の43件から2割も減らす計算だが、これら新薬群の5年後の米国売上高予測は総額187億ドルで、逆に23億ドル、14%も押し上げる。10億ドル超の大型製剤候補が5件、平均売上高が3.81億ドルから5.50億ドルに伸びる成果である(図1)。
承認新薬個々の評価を積み上げたこの予測は、12年の承認件数、13年の市場可能性と「2年間、印象的な進展だった」と総括した。しかも発表後、承認判断の締め切りである2月末を3ヵ月半も前
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