医薬経済オンライン

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MR活動実態調査レポート

薬局との「協調施策」の重要性

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析97

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2013年12月15日号

 生活習慣病薬のアドヒアランスは極めて悪く、年間ドロップアウト率は50%にも及ぶとされる。アドヒアランス向上は医薬品の「適正服用」を意味し、その効果を最大限に引き出すために必要不可欠な取り組みである。 院外処方箋発行率が60%を超え、保険薬局の使命が議論されている。医療費適正化のために後発品にいかに切り替えられるかという論点が主流だが、そうだろうか。 医療提供施設としての保険薬局の使命は薬物療法を通じた患者への治療支援であるはずだ。生活習慣病は悪化すると、ほかの疾病を誘発するほか、急性増悪による入院という事態を招く。欧米では、薬局の積極関与による急性増悪防止に関する取り組みが行われており、高い成果を得ているという。日本は後発品へのシフトのみとなっており、悲しい限りである。 院外処方箋発行の推進の背景には、医療機関から医薬品を切り離すことで、...  生活習慣病薬のアドヒアランスは極めて悪く、年間ドロップアウト率は50%にも及ぶとされる。アドヒアランス向上は医薬品の「適正服用」を意味し、その効果を最大限に引き出すために必要不可欠な取り組みである。 院外処方箋発行率が60%を超え、保険薬局の使命が議論されている。医療費適正化のために後発品にいかに切り替えられるかという論点が主流だが、そうだろうか。 医療提供施設としての保険薬局の使命は薬物療法を通じた患者への治療支援であるはずだ。生活習慣病は悪化すると、ほかの疾病を誘発するほか、急性増悪による入院という事態を招く。欧米では、薬局の積極関与による急性増悪防止に関する取り組みが行われており、高い成果を得ているという。日本は後発品へのシフトのみとなっており、悲しい限りである。 院外処方箋発行の推進の背景には、医療機関から医薬品を切り離すことで、薬価

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