話題の焦点
「上を向いて歩こう、首こり防止」
2013年12月1日号
「肩がこる」はよく聞く話だが、最近「首がこる」と訴える働き盛りのサラリーマンが、とくに首の細い女性に多く増えているという。 電車のなかでスマートフォン、仕事ではノートパソコンと、一日中前かがみの姿勢でいることが首に大きな負担をかけているのだ。 西洋人に比べ日本人は頭でっかちで、13ポンドもの男性用ボーリング球をか細い頸椎が支えている。それが常に下向きでいると、前向きのときより約3倍も負担が増し、首の後ろの筋肉が疲労し硬くなる。 同時に、本来アーチ状であるべきはずの頸椎の骨の配列が直線状になるストレートネックという状態が「首こり」の正体という。 MRIなどの精密検査を受けても病変は見当たらず、薬剤、牽引などの類の治療効果が一切期待できない。 そもそも「こり」という概念は日本特有のもので、中国にも直接対応する言葉はないという。極力、上を向いて...
「肩がこる」はよく聞く話だが、最近「首がこる」と訴える働き盛りのサラリーマンが、とくに首の細い女性に多く増えているという。 電車のなかでスマートフォン、仕事ではノートパソコンと、一日中前かがみの姿勢でいることが首に大きな負担をかけているのだ。 西洋人に比べ日本人は頭でっかちで、13ポンドもの男性用ボーリング球をか細い頸椎が支えている。それが常に下向きでいると、前向きのときより約3倍も負担が増し、首の後ろの筋肉が疲労し硬くなる。 同時に、本来アーチ状であるべきはずの頸椎の骨の配列が直線状になるストレートネックという状態が「首こり」の正体という。 MRIなどの精密検査を受けても病変は見当たらず、薬剤、牽引などの類の治療効果が一切期待できない。 そもそも「こり」という概念は日本特有のもので、中国にも直接対応する言葉はないという。極力、上を向いてさ
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