とどのつまりは「弱い者苛め」
日薬の大手調剤チェーン叩き、犠牲者は若者
2013年12月1日号
医薬分業へのバッシングは、いよいよ14年度調剤報酬改定へと向かっている。日本医師会の中川俊男副会長が11月20日の会見で、大手調剤薬局チェーンの技術料について、中央社会保険医療協議会で「見直すべき」と発言。すでに財務省も大手チェーンを標的していることから、バッシングの償いは大手チェーンがひとり被る可能性が出てきた。 さらに日本薬剤師会の児玉孝会長は「営利に走る一部の大手調剤チェーンには、医療保険から脱してもらう」と分業バッシングの矛先を向ける。ただ、日医などが大手チェーンをターゲットに据え、そこから財源を捻出しようとするのは交渉の手段としてあり得るが、「オール薬剤師」を掲げる日薬が、分業バッシングの後始末を大手チェーンにだけ押し付けるのは道義的に問題だ。大手チェーンとはいえ、同じ薬局。マイナス改定を強いれば、結果として、そこで働く若い薬剤師...
医薬分業へのバッシングは、いよいよ14年度調剤報酬改定へと向かっている。日本医師会の中川俊男副会長が11月20日の会見で、大手調剤薬局チェーンの技術料について、中央社会保険医療協議会で「見直すべき」と発言。すでに財務省も大手チェーンを標的していることから、バッシングの償いは大手チェーンがひとり被る可能性が出てきた。 さらに日本薬剤師会の児玉孝会長は「営利に走る一部の大手調剤チェーンには、医療保険から脱してもらう」と分業バッシングの矛先を向ける。ただ、日医などが大手チェーンをターゲットに据え、そこから財源を捻出しようとするのは交渉の手段としてあり得るが、「オール薬剤師」を掲げる日薬が、分業バッシングの後始末を大手チェーンにだけ押し付けるのは道義的に問題だ。大手チェーンとはいえ、同じ薬局。マイナス改定を強いれば、結果として、そこで働く若い薬剤師の
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