医薬経済オンライン

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保険者の「データ武装」始まる

レセプト分析で“ルーチン”炙り出し包括化要求

2013年12月1日号

 「レセプトは宝の山」 そう評したのは、安倍晋三首相。そこに詰まっている診療情報を分析・評価すれば健康管理に活用でき、さまざまなサービスを生み出せるという触れ込みで、今年6月、「成長戦略」の一環として、レセプトのデータ分析に基づく健康・予防産業の振興をぶちあげた。 これまでもレセプトは、さまざまに価値を見出されてきた。EBM(Evidence-Based Medicine)の推進に寄与するとか、治癒率や死亡率など医療機関の“成績開示”に活用できるとか(患者による病院選びに使える)、将来的に疾病群ごとの包括払い(DRG/PPS)導入を検討するうえで必須のデータであるとか云々。かの長妻昭・元厚生労働相も、診療報酬改定で財源の選択的配分を進めるうえで、レセプトは「宝の山」と形容していた。 その元厚労相の意を受けてということではないだろうが、健康保険組合連合会が10月下旬...  「レセプトは宝の山」 そう評したのは、安倍晋三首相。そこに詰まっている診療情報を分析・評価すれば健康管理に活用でき、さまざまなサービスを生み出せるという触れ込みで、今年6月、「成長戦略」の一環として、レセプトのデータ分析に基づく健康・予防産業の振興をぶちあげた。 これまでもレセプトは、さまざまに価値を見出されてきた。EBM(Evidence-Based Medicine)の推進に寄与するとか、治癒率や死亡率など医療機関の“成績開示”に活用できるとか(患者による病院選びに使える)、将来的に疾病群ごとの包括払い(DRG/PPS)導入を検討するうえで必須のデータであるとか云々。かの長妻昭・元厚生労働相も、診療報酬改定で財源の選択的配分を進めるうえで、レセプトは「宝の山」と形容していた。 その元厚労相の意を受けてということではないだろうが、健康保険組合連合会が10月下旬、

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