曲がり角に来た業界シンクタンク
製薬協政策研、ぼんやり浮かぶ「日医総研化」の思惑
2013年12月1日号
日本製薬工業協会(製薬協)内で、傘下のシンクタンクである「医薬産業政策研究所」(政策研)のあり方の見直しに関する検討が進んでいる。政策研の発足は99年。生みの親である製薬協から設立15年目にして組織や役割などを問われ、曲がり角に差し掛かっている。 研究や提言活動などを実施する政策研は自主性や独立性が、発足当初からのモットーで、それを貫いてきた。製薬協におもねるわけでもなく、各研究員の考えを尊重し、研究に取り組んできた。モットーを曲げてまで、とくに製薬協に迎合することはなかった。自由な研究と言えば、ずいぶん牧歌的なのかもしれないが、製薬協の傀儡シンクタンクではない政策研を象徴する逸話がある。 政策研が小世帯であることを考慮し、詳細は明かさないが、市場の研究結果が本誌姉妹紙の「リスファクス」に掲載され、この記事が当時の製薬協会長(国内大手社長...
日本製薬工業協会(製薬協)内で、傘下のシンクタンクである「医薬産業政策研究所」(政策研)のあり方の見直しに関する検討が進んでいる。政策研の発足は99年。生みの親である製薬協から設立15年目にして組織や役割などを問われ、曲がり角に差し掛かっている。 研究や提言活動などを実施する政策研は自主性や独立性が、発足当初からのモットーで、それを貫いてきた。製薬協におもねるわけでもなく、各研究員の考えを尊重し、研究に取り組んできた。モットーを曲げてまで、とくに製薬協に迎合することはなかった。自由な研究と言えば、ずいぶん牧歌的なのかもしれないが、製薬協の傀儡シンクタンクではない政策研を象徴する逸話がある。 政策研が小世帯であることを考慮し、詳細は明かさないが、市場の研究結果が本誌姉妹紙の「リスファクス」に掲載され、この記事が当時の製薬協会長(国内大手社長)
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