海外時報
激変するC型肝炎治療薬市場
インシベックの短い春と、「南北戦争」の再来
2013年12月1日号
バーテックス・ファーマシューティカルズのC型肝炎治療薬「インシベック」(テラプレビル)が、発売1年で15.6億ドルの新薬売上高記録を打ち立てた。正確に言えば、11年5月下旬の発売から1ヵ月余は“助走期間”で、15.6億ドルは、11年7月から12年6月までの実績だが、99年発売のCOX2阻害剤「セレブレックス」の記録を1000万ドル上回った。 12年ぶりの記録更新は、治療法の刷新が市場を刺激するという側面からも、新薬生産性が回復基調にあることを示唆している。しかし、市場分析会社エバリュエート・ファーマが10月末に発表したこの分析結果は、期せずして意地の悪いものになった。 10億ドルが基準のブロックバスター製剤の地位を、最初の4四半期で得た製剤は過去に4剤。ノボノルディスクの「ビクトーザ」(11.12億ドル)とメルクの「バイオックス」(10.08億ドル)、これにワクチンのファイザーの...
バーテックス・ファーマシューティカルズのC型肝炎治療薬「インシベック」(テラプレビル)が、発売1年で15.6億ドルの新薬売上高記録を打ち立てた。正確に言えば、11年5月下旬の発売から1ヵ月余は“助走期間”で、15.6億ドルは、11年7月から12年6月までの実績だが、99年発売のCOX2阻害剤「セレブレックス」の記録を1000万ドル上回った。 12年ぶりの記録更新は、治療法の刷新が市場を刺激するという側面からも、新薬生産性が回復基調にあることを示唆している。しかし、市場分析会社エバリュエート・ファーマが10月末に発表したこの分析結果は、期せずして意地の悪いものになった。 10億ドルが基準のブロックバスター製剤の地位を、最初の4四半期で得た製剤は過去に4剤。ノボノルディスクの「ビクトーザ」(11.12億ドル)とメルクの「バイオックス」(10.08億ドル)、これにワクチンのファイザーの「
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