医薬経済オンライン

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深層・薬価制度改革

加算導入の連呼で「顰蹙」

未妥結状態で薬価調査、乖離率は圧縮

2013年11月15日号

 もともと製薬業界には厳しい部会ではあるのだが、それにしてもこの日は、より風当たりが強かった。委員が寄って集って疑義を口にする。これほど逆風が吹いたのは「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」の前身である薬価維持特例の議論が盛んだった4年前の、この時期以来ではないだろうか。  11月6日、厚生労働省の中央社会保険医療協議会薬価専門部会である。この日、厚労省保険局医療課は新規作用機序を有する新薬について、「世界に先駆けて」日本で承認された場合に評価する新たな加算を設けることを提案した。仮称だが、名付けて「先駆け加算」である。  この先駆け加算に非難が相次いだのである。業界寄りの薬価制度の見直しには冷たい日本医師会の中川俊男副会長が薬価専門部会に4年ぶりに復帰したのが原因とは言えない。むしろ口数は少なかった。保険財政への影響を危惧する支払側はともかく...  もともと製薬業界には厳しい部会ではあるのだが、それにしてもこの日は、より風当たりが強かった。委員が寄って集って疑義を口にする。これほど逆風が吹いたのは「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」の前身である薬価維持特例の議論が盛んだった4年前の、この時期以来ではないだろうか。  11月6日、厚生労働省の中央社会保険医療協議会薬価専門部会である。この日、厚労省保険局医療課は新規作用機序を有する新薬について、「世界に先駆けて」日本で承認された場合に評価する新たな加算を設けることを提案した。仮称だが、名付けて「先駆け加算」である。  この先駆け加算に非難が相次いだのである。業界寄りの薬価制度の見直しには冷たい日本医師会の中川俊男副会長が薬価専門部会に4年ぶりに復帰したのが原因とは言えない。むしろ口数は少なかった。保険財政への影響を危惧する支払側はともかく、中

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