次も難題「仕切価交渉改善」
「利益適正化」に高いハードル
2013年11月15日号
医薬品卸が13年度上期(4〜9月)業績を発表したが、当面の利益目標の目安である「営業利益率1%」までは途半ば、といったところだ。
医薬品卸は10年度、「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」の試行導入などが影響し、営業利益率は0.13%と過去最低に陥った(日本医薬品卸売業連合会調べ)。1万円売ってもわずか13円しか稼げない目も当てられない惨状だ。
その後、11年3月に東日本大震災が起きる。医薬品卸は教訓として、平時・有事問わず、安定供給体制の維持に振り向ける継続投資を支えるだけの「適正利益」確保が必要であるとの認識を強め、12年度から「流通改善第3ラウンド」に臨んだ。「適正利益」に関しては、最低でも「営業利益率1%」レベルという認識が醸成されていた。
ちなみに、「流通改善」の「第1ラウンド」は08年度から09年度まで。厚生労働省の「医療用医薬品の流通改善に関す...
医薬品卸が13年度上期(4〜9月)業績を発表したが、当面の利益目標の目安である「営業利益率1%」までは途半ば、といったところだ。
医薬品卸は10年度、「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」の試行導入などが影響し、営業利益率は0.13%と過去最低に陥った(日本医薬品卸売業連合会調べ)。1万円売ってもわずか13円しか稼げない目も当てられない惨状だ。
その後、11年3月に東日本大震災が起きる。医薬品卸は教訓として、平時・有事問わず、安定供給体制の維持に振り向ける継続投資を支えるだけの「適正利益」確保が必要であるとの認識を強め、12年度から「流通改善第3ラウンド」に臨んだ。「適正利益」に関しては、最低でも「営業利益率1%」レベルという認識が醸成されていた。
ちなみに、「流通改善」の「第1ラウンド」は08年度から09年度まで。厚生労働省の「医療用医薬品の流通改善に関する懇
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録