日医の独壇場と化した中医協
厚労省の医療提供体制改革は「高齢者差別」
2013年11月15日号
「対決ムードになって、嫌なんだけど……」 議論の合間、数回にわたって場に円満ムードを取り戻そうとアピールしたのは、中央社会保険医療協議会委員で支払側の論客、白川修二・健康保険組合連合会専務理事。医療政策のある意味、頂上に君臨する、利害もエゴも不可避的に錯綜する中医協で、自らも利害団体の代表でありながら、うまく場に落ち着きや落とし所をもたらす、ご意見番的存在だ。 しかし場は凍りついたまま。というより、「殺伐」と言ったほうがいいかもしれない。 11月の初頭、委員交代した後の中医協総会。白川氏の対面には鈴木邦彦・日本医師会常任理事、安達秀樹・日医診療報酬委員会委員長、そして4年ぶりに、この場に返り咲いた中川俊男・日医副会長が居並ぶ。 14年度診療報酬改定に向け、入院医療のあり方が議題。中医協の下部組織である「入院医療等の調査・評価分科会」が最終報告を...
「対決ムードになって、嫌なんだけど……」 議論の合間、数回にわたって場に円満ムードを取り戻そうとアピールしたのは、中央社会保険医療協議会委員で支払側の論客、白川修二・健康保険組合連合会専務理事。医療政策のある意味、頂上に君臨する、利害もエゴも不可避的に錯綜する中医協で、自らも利害団体の代表でありながら、うまく場に落ち着きや落とし所をもたらす、ご意見番的存在だ。 しかし場は凍りついたまま。というより、「殺伐」と言ったほうがいいかもしれない。 11月の初頭、委員交代した後の中医協総会。白川氏の対面には鈴木邦彦・日本医師会常任理事、安達秀樹・日医診療報酬委員会委員長、そして4年ぶりに、この場に返り咲いた中川俊男・日医副会長が居並ぶ。 14年度診療報酬改定に向け、入院医療のあり方が議題。中医協の下部組織である「入院医療等の調査・評価分科会」が最終報告を提
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