医薬経済オンライン

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奪われたプライド、次に失うのは実益

いよいよ影響が出てきた医薬分業バッシング

2013年11月15日号

 OTC薬のほとんどすべて99.99%が、インターネット販売を可能とする方向で決着はついた。解釈の仕方はいろいろとあるものの、薬剤師の事実上の「負け」だ。さらに、医薬分業へのバッシングは、財務省にまで広がっている。  予算を握る最強官庁がこの時期に「調剤技術料の伸びが高い」と指摘すれば、その先にあるのは14年度診療報酬改定にほかならない。いよいよ薬剤師は厳しい状況に追い込まれた。ところが、日本薬剤師会幹部からは危機感はまったく感じ取れない。ネット販売に対しては「負けた訳ではない」と強弁を揮い、財務省からのバッシングには「最終的に判断するのは政府」と涼しい顔だ。  見当違いか、それとも虚勢を張っているだけなのか、執行部の本心は窺い知れないが、ピンチはすぐ隣にまで迫っている。  日本医師会が12年から本格的に火を点けた分業バッシングは、今年に入り一般マ...  OTC薬のほとんどすべて99.99%が、インターネット販売を可能とする方向で決着はついた。解釈の仕方はいろいろとあるものの、薬剤師の事実上の「負け」だ。さらに、医薬分業へのバッシングは、財務省にまで広がっている。  予算を握る最強官庁がこの時期に「調剤技術料の伸びが高い」と指摘すれば、その先にあるのは14年度診療報酬改定にほかならない。いよいよ薬剤師は厳しい状況に追い込まれた。ところが、日本薬剤師会幹部からは危機感はまったく感じ取れない。ネット販売に対しては「負けた訳ではない」と強弁を揮い、財務省からのバッシングには「最終的に判断するのは政府」と涼しい顔だ。  見当違いか、それとも虚勢を張っているだけなのか、執行部の本心は窺い知れないが、ピンチはすぐ隣にまで迫っている。  日本医師会が12年から本格的に火を点けた分業バッシングは、今年に入り一般マス

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