医薬経済オンライン

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世界の医薬品業界

ますます狭まるメーカー生き残り策

第80回

医薬評論家 五條正也

2013年11月15日号

 ファイザーは7月終わりに14年から事業を3分割すると発表している。ひとつは『バリュー』ビジネスで、要はエスタブリッシュ医薬品や後発品である。残りは『革新的』ビジネスを2つに分け、ワクチン、抗がん剤、消費者医療がひとつ、もうひとつが16年以降に特許の切れるその他のブランド品で、抗リウマチ薬の「エンブレル」(アムジェン)や自社の経口剤の新製品「ゼルヤンツ」はここに含まれる。ほかに古い女性ホルモン薬の「プレマリン」や米国では特許が19年まで延長された「バイアグラ」もここに含まれるようだ。  その後、10月29日の第3四半期決算発表時には、バリューの名称はやめて「グローバル・エスタブリッシュ医薬品事業」とし、革新的事業は「グローバル・イノベーティブ(革新的)医薬品事業」と「グローバル・ワクチン・オンコロジー・消費者ヘルスケア事業」に分けることが発表された。...  ファイザーは7月終わりに14年から事業を3分割すると発表している。ひとつは『バリュー』ビジネスで、要はエスタブリッシュ医薬品や後発品である。残りは『革新的』ビジネスを2つに分け、ワクチン、抗がん剤、消費者医療がひとつ、もうひとつが16年以降に特許の切れるその他のブランド品で、抗リウマチ薬の「エンブレル」(アムジェン)や自社の経口剤の新製品「ゼルヤンツ」はここに含まれる。ほかに古い女性ホルモン薬の「プレマリン」や米国では特許が19年まで延長された「バイアグラ」もここに含まれるようだ。  その後、10月29日の第3四半期決算発表時には、バリューの名称はやめて「グローバル・エスタブリッシュ医薬品事業」とし、革新的事業は「グローバル・イノベーティブ(革新的)医薬品事業」と「グローバル・ワクチン・オンコロジー・消費者ヘルスケア事業」に分けることが発表された。ただ

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