医薬経済オンライン

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ラテン転々

イタリア人の場合

第6回

三山喬

2013年11月15日号

 イタリア事情に詳しい文筆家・水沢透さんは、グローバル化の進展で欧州各国の垣根が低くなった昨今、もともと国内で地方ごとの独自性が強かったイタリアでは、ひと括りのイメージで彼らの〝国民性〟を語ることは難しく、個性のバラつきは、時代とともに一層顕著になっているという。──例えば、現地に住む日本人駐在員が集まったとき、イタリア人に対する愚痴に花が咲くようなことはないのですか。「もちろん、それはありますよ。習慣が違いますからね。でも、どの都市で働くのかによって、印象はかなり違います。例えば、ミラノに駐在した場合、公私のバランスについて日本人と比べれば、確かに現地人のプライベートの比重は大きいと感じる。でも、南部のように〝彼らがあまりにも動かない〟という不満は、あまりないはずです。よく聞くのは〝会議の収拾がつかない〟という愚痴ですね。イタリア人の会...  イタリア事情に詳しい文筆家・水沢透さんは、グローバル化の進展で欧州各国の垣根が低くなった昨今、もともと国内で地方ごとの独自性が強かったイタリアでは、ひと括りのイメージで彼らの〝国民性〟を語ることは難しく、個性のバラつきは、時代とともに一層顕著になっているという。──例えば、現地に住む日本人駐在員が集まったとき、イタリア人に対する愚痴に花が咲くようなことはないのですか。「もちろん、それはありますよ。習慣が違いますからね。でも、どの都市で働くのかによって、印象はかなり違います。例えば、ミラノに駐在した場合、公私のバランスについて日本人と比べれば、確かに現地人のプライベートの比重は大きいと感じる。でも、南部のように〝彼らがあまりにも動かない〟という不満は、あまりないはずです。よく聞くのは〝会議の収拾がつかない〟という愚痴ですね。イタリア人の会議は

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