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製薬企業・その現状と展望

栄研化学 臨床検査薬専業で安定成長続く

—遺伝子増幅技術LAMP 法で脚光—

2013年11月15日号

 臨床検査薬専業企業である。検査薬と関連製品を広範囲に手掛けているのが特徴。39年に栄養食品の製造で創業し、61年に臨床検査薬の研究開発を開始、72年に第1号製品の尿試験紙を発売した。以後、87年に便潜血検査用試薬、血管造影剤、89年に便潜血測定装置、97年にMRI用肝臓造影剤を発売し、98年には遺伝子増幅技術LAMP法を独自開発した。LAMP法は増幅効率が高くDNAを15分〜1時間で10の9乗〜10乗倍に増幅できる。特別な試薬・機器を使用せず、コストを低減できる。02年3月に米国、5月に日本で特許が成立しており、医療、食品、農業、畜産などあらゆる分野の遺伝子検査に活用できる画期的技術だ。  以後も新製品はLAMP法活用製品を含めて相次いでいる。00年の便潜血全自動免疫化学分析装置、02年のC型肝炎抗原検査薬、04年の郵送検診用医療用具、05年の小型尿自動分析装置、08年の...  臨床検査薬専業企業である。検査薬と関連製品を広範囲に手掛けているのが特徴。39年に栄養食品の製造で創業し、61年に臨床検査薬の研究開発を開始、72年に第1号製品の尿試験紙を発売した。以後、87年に便潜血検査用試薬、血管造影剤、89年に便潜血測定装置、97年にMRI用肝臓造影剤を発売し、98年には遺伝子増幅技術LAMP法を独自開発した。LAMP法は増幅効率が高くDNAを15分〜1時間で10の9乗〜10乗倍に増幅できる。特別な試薬・機器を使用せず、コストを低減できる。02年3月に米国、5月に日本で特許が成立しており、医療、食品、農業、畜産などあらゆる分野の遺伝子検査に活用できる画期的技術だ。  以後も新製品はLAMP法活用製品を含めて相次いでいる。00年の便潜血全自動免疫化学分析装置、02年のC型肝炎抗原検査薬、04年の郵送検診用医療用具、05年の小型尿自動分析装置、08年の新

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