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OBSERVER

川上純一・日本病院薬剤師会常務理事

2013年11月1日号

財源の綱引きではない ——14年度診療報酬改定に向けて、日本病院薬剤師会はどのような改革を要望していますか。 川上 12年度に新設された「病棟薬剤業務実施加算」の拡大が最も大きな要望になる。4週の制限がある精神・療養病棟の5週目以降の算定、まだ認められていない障害者施設と有床診療所にも拡大してほしいと考えている。薬剤師が精神・療養病床に関わることで、ハイリスク薬の処方変更への対応、服用剤数の減少、精神領域だとパーキンソニズムに絡む長期的な副作用の回避などに関与することができる。実際に日病薬内にも、精神・療養の現場で頑張っている方々がいるので、評価が必要だ。 ——加算拡大に「調剤の財源を回せ」という医師の意見があります。 川上 それは筋違いではないだろうか。「薬剤」関連で一括りにされているのかもしれないが、我われの加算はあくまで「医科」のなかで担保... 財源の綱引きではない ——14年度診療報酬改定に向けて、日本病院薬剤師会はどのような改革を要望していますか。 川上 12年度に新設された「病棟薬剤業務実施加算」の拡大が最も大きな要望になる。4週の制限がある精神・療養病棟の5週目以降の算定、まだ認められていない障害者施設と有床診療所にも拡大してほしいと考えている。薬剤師が精神・療養病床に関わることで、ハイリスク薬の処方変更への対応、服用剤数の減少、精神領域だとパーキンソニズムに絡む長期的な副作用の回避などに関与することができる。実際に日病薬内にも、精神・療養の現場で頑張っている方々がいるので、評価が必要だ。 ——加算拡大に「調剤の財源を回せ」という医師の意見があります。 川上 それは筋違いではないだろうか。「薬剤」関連で一括りにされているのかもしれないが、我われの加算はあくまで「医科」のなかで担保され

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