医薬経済オンライン

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霞む新薬創出加算「恒久化」

自民「厚労族」にすがる製薬業界

2013年11月1日号

 10月23日、東京・霞が関にある厚生労働省講堂で、午前9時から中央社会保険医療協議会の総会が行われていた。在宅医療について厚労省が176ページの膨大な資料を示し、議論が繰り広げられた。 その最中、日本製薬団体連合会保険薬価研究委員会(委員長=加茂谷佳明・塩野義製薬常務執行役員)メンバーが慌ただしく出入りした。それには理由があった。午前9時半から「別の重要会合」が、永田町の衆議院第1議員会館地下でセットされていたのだ。 久光製薬の中冨博隆社長が挨拶し、日薬連の内藤晴夫会長(エーザイ社長)が講演に立つ。武田薬品の長谷川閑史社長が謝辞を述べた。ほかに日本製薬工業協会の手代木功会長(塩野義製薬社長)、大日本住友製薬の多田正世社長ら業界幹部が顔を揃えた。内藤氏は講演で、製薬産業を取り巻く状況を説明したうえで、14年度の「恒久化」措置を求める新薬創出・適応外...  10月23日、東京・霞が関にある厚生労働省講堂で、午前9時から中央社会保険医療協議会の総会が行われていた。在宅医療について厚労省が176ページの膨大な資料を示し、議論が繰り広げられた。 その最中、日本製薬団体連合会保険薬価研究委員会(委員長=加茂谷佳明・塩野義製薬常務執行役員)メンバーが慌ただしく出入りした。それには理由があった。午前9時半から「別の重要会合」が、永田町の衆議院第1議員会館地下でセットされていたのだ。 久光製薬の中冨博隆社長が挨拶し、日薬連の内藤晴夫会長(エーザイ社長)が講演に立つ。武田薬品の長谷川閑史社長が謝辞を述べた。ほかに日本製薬工業協会の手代木功会長(塩野義製薬社長)、大日本住友製薬の多田正世社長ら業界幹部が顔を揃えた。内藤氏は講演で、製薬産業を取り巻く状況を説明したうえで、14年度の「恒久化」措置を求める新薬創出・適応外薬

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