命取りとなった「遺恨」の辞表提出
再び日医副会長選でしこり残す
ノンフィクション作家・辰濃哲郎
2013年11月1日号
197対156。 10月13日、東京都文京区の日本医師会館で、副会長補欠選挙の結果が読み上げられるや、「オー」というどよめきが湧き上がった。 予想外の「大差」とみるか、「僅差」と見るか、投票した代議員の立ち位置によって大きく異なる。さまざまなしがらみや怨念によって選挙にまでもつれ込んだ副会長選を象徴するような、ため息とも受け取れるどよめきだった。 勝ったのは大阪府医師会の副会長で、植松治雄日医執行部時代(04〜06年)に常任理事を務めた松原謙二氏。 敗れたのは、同じく大阪府医師会出身の三上裕司氏だ。植松執行部で松原氏とともに常任理事になり、その後、唐澤?人執行部(06〜10年)の2期目から、原中勝征執行部(10〜12年)を経て、昨年発足した横倉義武執行部(12年〜)と4代にわたって計7年半、常任理事を務めてきた。 同じ大阪府医師会出身の2人が、なぜ今回の副会長選...
197対156。 10月13日、東京都文京区の日本医師会館で、副会長補欠選挙の結果が読み上げられるや、「オー」というどよめきが湧き上がった。 予想外の「大差」とみるか、「僅差」と見るか、投票した代議員の立ち位置によって大きく異なる。さまざまなしがらみや怨念によって選挙にまでもつれ込んだ副会長選を象徴するような、ため息とも受け取れるどよめきだった。 勝ったのは大阪府医師会の副会長で、植松治雄日医執行部時代(04〜06年)に常任理事を務めた松原謙二氏。 敗れたのは、同じく大阪府医師会出身の三上裕司氏だ。植松執行部で松原氏とともに常任理事になり、その後、唐澤?人執行部(06〜10年)の2期目から、原中勝征執行部(10〜12年)を経て、昨年発足した横倉義武執行部(12年〜)と4代にわたって計7年半、常任理事を務めてきた。 同じ大阪府医師会出身の2人が、なぜ今回の副会長選で闘
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