医薬経済オンライン

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「土地」と「念書」で兄弟喧嘩に

上野製薬とアールテック、工場用地で訴訟

2013年11月1日号

 兄弟喧嘩そのものだ。化学薬品メーカーの上野製薬(大阪)と創薬ベンチャーのアールテック・ウエノ(東京)の間で起きている訴訟のことである。12年7月、上野製薬が、アールテックに貸していた工場用地の解除を通知。これを不服としたアールテックが13年3月、大阪地裁に賃借権の確認などを求めて提訴した。問題の工場用地(上野製薬の三田事業所内=兵庫県)は、アールテックの医薬品原料を製造する三田工場が建っており、敷地が使えなくなると医薬品生産が不可能になるという。 この2社、創業者や経営者が実の兄弟なのだ。アールテックを創業した上野隆司氏が兄で、上野製薬の社長を務める上野昌也氏が弟。隆司氏は、以前は上野製薬の取締役だったが、医薬品事業を行うために独立、89年にアールテックを設立した。つまり訴訟は、弟の会社が兄の会社を訴えるという、骨肉の争いになっている。  兄弟喧嘩そのものだ。化学薬品メーカーの上野製薬(大阪)と創薬ベンチャーのアールテック・ウエノ(東京)の間で起きている訴訟のことである。12年7月、上野製薬が、アールテックに貸していた工場用地の解除を通知。これを不服としたアールテックが13年3月、大阪地裁に賃借権の確認などを求めて提訴した。問題の工場用地(上野製薬の三田事業所内=兵庫県)は、アールテックの医薬品原料を製造する三田工場が建っており、敷地が使えなくなると医薬品生産が不可能になるという。 この2社、創業者や経営者が実の兄弟なのだ。アールテックを創業した上野隆司氏が兄で、上野製薬の社長を務める上野昌也氏が弟。隆司氏は、以前は上野製薬の取締役だったが、医薬品事業を行うために独立、89年にアールテックを設立した。つまり訴訟は、弟の会社が兄の会社を訴えるという、骨肉の争いになっている。

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