成長戦略としての日本の「食」 | 医薬経済オンライン

成長戦略としての日本の「食」

外食や弁当をヘルシーに、介護食品の振興も

2013年11月1日号

　富士山─世界遺産、東京オリンピック─オモテナシと来て、「ＷＡＳＨＯＫＵ」。今年は世界がニッポンを再び見出した年であるのかもしれない。ユネスコ（国連教育科学文化機関）が「和食」を年内に無形文化遺産に登録する見通しとなった。　無形文化遺産と言えば、人から人へと伝えられてきた祭礼や芸能、ものづくりの技、慣習のうち、後世に残しておくべき価値があると認められたもの（現在全257件）。わが国でもすでに歌舞伎や能楽、京都の祇園祭の山鉾行事や茨城の織物の結城紬などが登録されている。今回和食は「多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重」「栄養バランスに優れた健康的な食生活」「自然の美しさや季節の移ろいの表現」「正月などの年中行事との密接な関わり」という触れ込みで、世界の評価を勝ち得た。　さて、その和食（日本食）。低カロリーで動物性脂肪が少ないという特性を活かし、... 　富士山─世界遺産、東京オリンピック─オモテナシと来て、「ＷＡＳＨＯＫＵ」。今年は世界がニッポンを再び見出した年であるのかもしれない。ユネスコ（国連教育科学文化機関）が「和食」を年内に無形文化遺産に登録する見通しとなった。　無形文化遺産と言えば、人から人へと伝えられてきた祭礼や芸能、ものづくりの技、慣習のうち、後世に残しておくべき価値があると認められたもの（現在全257件）。わが国でもすでに歌舞伎や能楽、京都の祇園祭の山鉾行事や茨城の織物の結城紬などが登録されている。今回和食は「多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重」「栄養バランスに優れた健康的な食生活」「自然の美しさや季節の移ろいの表現」「正月などの年中行事との密接な関わり」という触れ込みで、世界の評価を勝ち得た。　さて、その和食（日本食）。低カロリーで動物性脂肪が少ないという特性を活かし、国民

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