眺望「医薬街道」
行き場のない都市部の後期高齢者
近藤正觀
2013年11月1日号
「都市部の高齢化対策に関する検討会」は9月26日、報告書を公表した。日本全体が高齢化していくが、とくに都市部での高齢化は医療・介護で喫緊の課題となっている。介護保険が導入された00年当時、75歳以上の後期高齢者は900万人だったが、13年は1500万人となり、25年には推計2200万人とされる。10年から25年の15年間の後期高齢者の増加人数は全国では760万人だが、首都圏などの都市部では著しく増加、その人数は373万人(増加数の49%を占める)が見込まれている。 都市部6都府県(東京、神奈川、大阪、埼玉、千葉、愛知)でみると、増加人数で最も多いのは東京で、10年の約124万人から、25年には推計約200万人と76万人(60%増)も増加する。以下、神奈川と大阪は69万人増、埼玉は59万人増、千葉は52万人増、愛知は51万人増という状況だ。 増加率が最も高いのは埼玉で、10年の59万人から25年には11...
「都市部の高齢化対策に関する検討会」は9月26日、報告書を公表した。日本全体が高齢化していくが、とくに都市部での高齢化は医療・介護で喫緊の課題となっている。介護保険が導入された00年当時、75歳以上の後期高齢者は900万人だったが、13年は1500万人となり、25年には推計2200万人とされる。10年から25年の15年間の後期高齢者の増加人数は全国では760万人だが、首都圏などの都市部では著しく増加、その人数は373万人(増加数の49%を占める)が見込まれている。 都市部6都府県(東京、神奈川、大阪、埼玉、千葉、愛知)でみると、増加人数で最も多いのは東京で、10年の約124万人から、25年には推計約200万人と76万人(60%増)も増加する。以下、神奈川と大阪は69万人増、埼玉は59万人増、千葉は52万人増、愛知は51万人増という状況だ。 増加率が最も高いのは埼玉で、10年の59万人から25年には118万
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