アマゾンに乗るドラッグストアの「勝算」
OTC薬ネット販売の果てなき競争
2013年10月15日号
一度は決着が見えてきたOTC薬のインターネットでの取り扱いだが、ここにきて予想外の展開となってきた。厚生労働省の「一般用医薬品の販売ルール策定作業グループ」が、OTC薬のネット販売に関する新ルール案を了承してからわずか4日後の9月24日、ネット販売大手のアマゾンジャパンが、アマゾンマーケットプレイスに登録している小売業者を通じて「第2類(指定含む)」のOTC薬販売を開始すると発表したのだ。
これをどうみるべきか。
TPP(環太平洋経済連携協定)の合意を前にして、いよいよ米国の本性が見え始めたと言えるのか。米国企業を競争優位に立たせるため、「規制緩和」に乗じて日本の医薬品市場に風穴を開けようとしているのか、それとも、あくまでネット販売業者がアマゾンを後方支援しているだけなのか。
まずは、OTC薬のネット販売問題の流れを見てみよう。09年に施...
一度は決着が見えてきたOTC薬のインターネットでの取り扱いだが、ここにきて予想外の展開となってきた。厚生労働省の「一般用医薬品の販売ルール策定作業グループ」が、OTC薬のネット販売に関する新ルール案を了承してからわずか4日後の9月24日、ネット販売大手のアマゾンジャパンが、アマゾンマーケットプレイスに登録している小売業者を通じて「第2類(指定含む)」のOTC薬販売を開始すると発表したのだ。
これをどうみるべきか。
TPP(環太平洋経済連携協定)の合意を前にして、いよいよ米国の本性が見え始めたと言えるのか。米国企業を競争優位に立たせるため、「規制緩和」に乗じて日本の医薬品市場に風穴を開けようとしているのか、それとも、あくまでネット販売業者がアマゾンを後方支援しているだけなのか。
まずは、OTC薬のネット販売問題の流れを見てみよう。09年に施行
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録