すんなり進みそうな大阪府大・市大統合

“オーナー”の意向に従うしかない

2013年10月15日号

「大阪都構想」の是非を問うと注目された大阪・堺市長選挙は、都構想に反対する現職の竹山修身氏が日本維新の会の西林克敏氏を大差で破って再選した。大阪市長でもある維新の会の橋下徹代表が選挙終盤に「都構想に参加するかどうかは住民投票で決めるものだ。竹山陣営の戦術に巻き込まれた」とこぼしたが、民主党推薦、自民党支持を受けた竹山氏が「堺市をなくすな」と、選挙の争点を絞ったことで、それまで維新の会を支持してきた無党派層まで竹山氏に投票したのでは維新の会も勝ち目はなかった。　連戦連勝を誇り、7月の参議院選挙でも全国的な伸びは今いちだったが、それでも大阪では圧勝だった維新の会の初めての敗北だった。　早くもマスコミの間では「維新の会の求心力低下」「大阪都構想の行方も微妙」と批判的になっている。そんな陰でどうなるか気になるのが、大阪府立大学と大阪市立大学の... 「大阪都構想」の是非を問うと注目された大阪・堺市長選挙は、都構想に反対する現職の竹山修身氏が日本維新の会の西林克敏氏を大差で破って再選した。大阪市長でもある維新の会の橋下徹代表が選挙終盤に「都構想に参加するかどうかは住民投票で決めるものだ。竹山陣営の戦術に巻き込まれた」とこぼしたが、民主党推薦、自民党支持を受けた竹山氏が「堺市をなくすな」と、選挙の争点を絞ったことで、それまで維新の会を支持してきた無党派層まで竹山氏に投票したのでは維新の会も勝ち目はなかった。　連戦連勝を誇り、7月の参議院選挙でも全国的な伸びは今いちだったが、それでも大阪では圧勝だった維新の会の初めての敗北だった。　早くもマスコミの間では「維新の会の求心力低下」「大阪都構想の行方も微妙」と批判的になっている。そんな陰でどうなるか気になるのが、大阪府立大学と大阪市立大学の統合

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