長期収載品の崩壊 | 医薬経済オンライン

Halmes&Vaccine

長期収載品の崩壊

第19回〜再編の台風の目〜

コイツ・ドナン

2013年10月15日号

【あらすじ】医薬品探偵のホームズと友人のワクチン博士は、長期収載品と日本の製薬企業の未来を占っている。長期収載品の崩壊は、大手企業だけでなく、中堅企業にも大きな影響を及ぼす。規模の面ではジェネリック専業企業に抜かれ始めた中堅企業だが、ジェネリックを販売している兼業企業とそうでない企業がある。　ホームズは、ジェネリック企業が飽和状態にあり、ジェネリックを武器にできるプレーヤーの数は将来的に片手でも足りると指摘した。現時点では、キョーリン製薬ホールディングスでさえ厳しいと見る。この前提のうえで中堅企業はどうなるのか。買収されるしか道はないのか、それとも生き残る手段はあるのか。ホームズの推理が続く。　ホームズは、机に広げた資料（表1）から、大手の第一三共エスファやキョーリンでも、後発品の事業展望はキツいと、踏み込んだ推理を展開した。ただ、日... 【あらすじ】医薬品探偵のホームズと友人のワクチン博士は、長期収載品と日本の製薬企業の未来を占っている。長期収載品の崩壊は、大手企業だけでなく、中堅企業にも大きな影響を及ぼす。規模の面ではジェネリック専業企業に抜かれ始めた中堅企業だが、ジェネリックを販売している兼業企業とそうでない企業がある。　ホームズは、ジェネリック企業が飽和状態にあり、ジェネリックを武器にできるプレーヤーの数は将来的に片手でも足りると指摘した。現時点では、キョーリン製薬ホールディングスでさえ厳しいと見る。この前提のうえで中堅企業はどうなるのか。買収されるしか道はないのか、それとも生き残る手段はあるのか。ホームズの推理が続く。　ホームズは、机に広げた資料（表1）から、大手の第一三共エスファやキョーリンでも、後発品の事業展望はキツいと、踏み込んだ推理を展開した。ただ、日本企

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