審査建言
OTC振興に向けて規制の大胆な見直しを
医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団理事長 土井脩
2013年10月15日号
OTC薬を取り巻く環境が、このところ騒がしい。生活習慣病薬のスイッチ化に対する医療関係者の反対、販売方法に対する規制緩和の動き、その一方で、ほとんど規制のない世界を満喫している特保や健康食品業界など、いずれにしても、OTC薬の振興は、立ち止まっているだけでは未来が開けない厳しい状況となっている。
80年代から90年代は、OTC薬は医薬品全体の約15%を占める状態が長く続いた。そのような閉塞状態からいかにして脱却するか、米国並みに、医薬品全体の25%程度を占めるまでに発展させるにはどうすべきか、医療用医薬品のスイッチ化を進めるためにはどうすべきかと関係者が知恵を絞っている間に、状況は悪化。00年代に入ると10%を切るまでになった。
それでも10数年前は、OTC薬を振興するために、米国並みのスイッチ化の実現への期待や、医療保険財政の緊縮化がOTC薬振...
OTC薬を取り巻く環境が、このところ騒がしい。生活習慣病薬のスイッチ化に対する医療関係者の反対、販売方法に対する規制緩和の動き、その一方で、ほとんど規制のない世界を満喫している特保や健康食品業界など、いずれにしても、OTC薬の振興は、立ち止まっているだけでは未来が開けない厳しい状況となっている。
80年代から90年代は、OTC薬は医薬品全体の約15%を占める状態が長く続いた。そのような閉塞状態からいかにして脱却するか、米国並みに、医薬品全体の25%程度を占めるまでに発展させるにはどうすべきか、医療用医薬品のスイッチ化を進めるためにはどうすべきかと関係者が知恵を絞っている間に、状況は悪化。00年代に入ると10%を切るまでになった。
それでも10数年前は、OTC薬を振興するために、米国並みのスイッチ化の実現への期待や、医療保険財政の緊縮化がOTC薬振興
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