医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

Patient Relations

胃を切った人友の会

2013年10月15日号

 知られざる「後遺症」との闘い久本剛事務局長 胃がんは、ほかのがんと比較して、抗がん剤の種類が少ない。日本を含むアジア圏と比べ、欧米で発生頻度が低いこともあり、外資系製薬会社が本腰を入れてこなかったためだ。ただ、世界的に新薬が枯渇しているなか、アジア市場に活路を見出そうと、胃がんに着目する外資も出始めた。 とはいえ、まだ緒に就いたばかり。依然として、胃がんの治療は、患部を取り除く手術が主流だ。近年では、内視鏡や腹腔鏡などの登場で治療効果を伸ばしている。抗がん剤を用いた化学療法は、胃がんのステージによって「術後化学療法」が標準治療となっている。 胃がんのステージが進めば、胃の全摘出は免れない。推計によれば、年間10万人の胃切除術が行われ、このうち3万人が胃を全摘し、命をとりとめているという。 ただ、その後、「後遺症」との闘いが患者を待ち受...  知られざる「後遺症」との闘い久本剛事務局長 胃がんは、ほかのがんと比較して、抗がん剤の種類が少ない。日本を含むアジア圏と比べ、欧米で発生頻度が低いこともあり、外資系製薬会社が本腰を入れてこなかったためだ。ただ、世界的に新薬が枯渇しているなか、アジア市場に活路を見出そうと、胃がんに着目する外資も出始めた。 とはいえ、まだ緒に就いたばかり。依然として、胃がんの治療は、患部を取り除く手術が主流だ。近年では、内視鏡や腹腔鏡などの登場で治療効果を伸ばしている。抗がん剤を用いた化学療法は、胃がんのステージによって「術後化学療法」が標準治療となっている。 胃がんのステージが進めば、胃の全摘出は免れない。推計によれば、年間10万人の胃切除術が行われ、このうち3万人が胃を全摘し、命をとりとめているという。 ただ、その後、「後遺症」との闘いが患者を待ち受け

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence