医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

技術革新と製薬企業の明日

「ディオバン問題」奇貨として悪弊捨てるとき

第39回

2013年10月15日号

 9月30日、厚生労働省2階の大講堂は記者とテレビカメラで充満していた。「ディオバン問題」を解明する厚労相直轄の検討委員会の第3回会合が開催されたためだ。メディアのテンションが高いのは、この日に検討委の中間報告が発表されるからである。前々日に情報リークがあり、各紙に「誇大広告による薬事法違反の疑いで、ノバルティス社に立ち入り調査も」と見出しが踊ったことも、過熱報道に油を注いだ。 しかし、蓋を開けてみれば、ノバルティスが会社として今回のデータ操作疑惑事件に関与したと認定したものの、誰がデータ操作を行ったのか犯人を割り出すことは、この検討委はできなかった。まさに隔靴掻痒の報告だ。ただ、悪いのは検討委の努力不足・能力不足だけという訳ではない。一部の委員が、刑事告訴も検討すべきだと強く主張したものの、そんなことはどだい厚労省の検討委などではできない相...  9月30日、厚生労働省2階の大講堂は記者とテレビカメラで充満していた。「ディオバン問題」を解明する厚労相直轄の検討委員会の第3回会合が開催されたためだ。メディアのテンションが高いのは、この日に検討委の中間報告が発表されるからである。前々日に情報リークがあり、各紙に「誇大広告による薬事法違反の疑いで、ノバルティス社に立ち入り調査も」と見出しが踊ったことも、過熱報道に油を注いだ。 しかし、蓋を開けてみれば、ノバルティスが会社として今回のデータ操作疑惑事件に関与したと認定したものの、誰がデータ操作を行ったのか犯人を割り出すことは、この検討委はできなかった。まさに隔靴掻痒の報告だ。ただ、悪いのは検討委の努力不足・能力不足だけという訳ではない。一部の委員が、刑事告訴も検討すべきだと強く主張したものの、そんなことはどだい厚労省の検討委などではできない相談

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence