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OBSERVER

川村和美・薬学博士/経営倫理士

2013年10月1日号

薬剤師に「払う」価値があるか ——薬剤師に世間からの風当たりが強いことをどう受け止めますか。 川村 薬局でも病院でも忙しさのあまり「想像力を膨らませて臨む」意識が薄れている気がしてなりません。「仕事」はルーチン化した瞬間「作業」。同じ薬でも、初めて飲む人、同効薬を飲んだことのある人、老若男女など、患者さんの背景によって伝えたいことは変わるはずなのですが、意識しなければ画一的になってしまうのです。 ——「薬局は儲けすぎ」という批判も多いですが。 川村 患者さんの利便性やニーズに応じたサービスを提供し、その結果、収益を上げている薬局に対して、非難も否定もしにくいと思います。ただ大手チェーンは国民にも医療界にも大きな影響力があるわけですから、儲かった一部をきちっと社会に還元すれば、一層信頼を得られるのではないかと思います。闘病の末に亡くなった方の... 薬剤師に「払う」価値があるか ——薬剤師に世間からの風当たりが強いことをどう受け止めますか。 川村 薬局でも病院でも忙しさのあまり「想像力を膨らませて臨む」意識が薄れている気がしてなりません。「仕事」はルーチン化した瞬間「作業」。同じ薬でも、初めて飲む人、同効薬を飲んだことのある人、老若男女など、患者さんの背景によって伝えたいことは変わるはずなのですが、意識しなければ画一的になってしまうのです。 ——「薬局は儲けすぎ」という批判も多いですが。 川村 患者さんの利便性やニーズに応じたサービスを提供し、その結果、収益を上げている薬局に対して、非難も否定もしにくいと思います。ただ大手チェーンは国民にも医療界にも大きな影響力があるわけですから、儲かった一部をきちっと社会に還元すれば、一層信頼を得られるのではないかと思います。闘病の末に亡くなった方のご自

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