医薬経済オンライン

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CVリスク「非劣性」の意義

FDA肝煎りの大規模試験結果、DPP4市場に影響は

2013年10月1日号

 9月2日、武田薬品と協和発酵キリンが、それぞれの会社が販売するジペプチジルペプチダーゼⅣ(DPP4)阻害剤について、同時刻にプレスリリースを出した。内容はともに、オランダ・アムステルダムで開催された欧州心臓病学会の年次学術集会(ECH)で発表された、心血管系(CV)リスクに関するものだった。 結論も一緒だった。武田の「アログリプチン」(一般名、国内製品名「ネシーナ」)は、プラセボとの比較でCVリスクの統計学的有意差はなかった。協和キリンの「サキサグリプチン」(同「オングリザ」)も、導入元である米ブリストルマイヤーズスクイブによれば、やはりCVリスクの有意な上昇は見られなかった。 つまり、いずれも薬剤投与によるCVリスクの上昇はなく、安全性の懸念を払拭できた。ニュアンスに違いがあるとすれば、「有意差なし」の意味するところである。  9月2日、武田薬品と協和発酵キリンが、それぞれの会社が販売するジペプチジルペプチダーゼⅣ(DPP4)阻害剤について、同時刻にプレスリリースを出した。内容はともに、オランダ・アムステルダムで開催された欧州心臓病学会の年次学術集会(ECH)で発表された、心血管系(CV)リスクに関するものだった。 結論も一緒だった。武田の「アログリプチン」(一般名、国内製品名「ネシーナ」)は、プラセボとの比較でCVリスクの統計学的有意差はなかった。協和キリンの「サキサグリプチン」(同「オングリザ」)も、導入元である米ブリストルマイヤーズスクイブによれば、やはりCVリスクの有意な上昇は見られなかった。 つまり、いずれも薬剤投与によるCVリスクの上昇はなく、安全性の懸念を払拭できた。ニュアンスに違いがあるとすれば、「有意差なし」の意味するところである。

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