医薬経済オンライン

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医療事故増でも信頼厚い日本の医療

巨額化する賠償額、勤務医の加入比率高く

2013年10月1日号

 またまた医療ミスが起こってしまった。熊本大学医学部附属病院は、80歳代の肺がん患者と間違えて50歳代の女性患者を手術。右肺の3分の1を切除してしまった、と発表した。病院長の説明によれば、2人とも同時期に肺がんの疑いで組織の一部を採取。検体はそれぞれバーコードと番号を記したラベルを貼っていたが、検査部で臨床検査技師が検体をさらに薄くスライスして、やはりラベルを貼ったスライドガラスに乗せ病理検査をした際、どこかで検体が入れ替わってしまったらしい。医師は入れ替わったことに気づかず、50歳代女性を肺がんと診断、肺の一部切除を行ってしまったという。 患者取り違え事件は99年に横浜市立大学医学部附属病院で起こって以来、患者の手首に患 者識別バンドを取りつけたり、氏名の確認、患者名を確認できるラベルを貼ることなどが全国の病院で取り入れられたが、それでも患者取...  またまた医療ミスが起こってしまった。熊本大学医学部附属病院は、80歳代の肺がん患者と間違えて50歳代の女性患者を手術。右肺の3分の1を切除してしまった、と発表した。病院長の説明によれば、2人とも同時期に肺がんの疑いで組織の一部を採取。検体はそれぞれバーコードと番号を記したラベルを貼っていたが、検査部で臨床検査技師が検体をさらに薄くスライスして、やはりラベルを貼ったスライドガラスに乗せ病理検査をした際、どこかで検体が入れ替わってしまったらしい。医師は入れ替わったことに気づかず、50歳代女性を肺がんと診断、肺の一部切除を行ってしまったという。 患者取り違え事件は99年に横浜市立大学医学部附属病院で起こって以来、患者の手首に患 者識別バンドを取りつけたり、氏名の確認、患者名を確認できるラベルを貼ることなどが全国の病院で取り入れられたが、それでも患者取り違

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