医薬経済オンライン

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正念場を迎えた「SCM」構築

次世代EDI普及に不可欠な基本情報共有化

第36回

2013年9月15日号

 経済産業省の音頭取りで発足した製・配・販連携協議会の活動が着実に成果を上げつつある。 流通システム開発センターで取りまとめた流通BMS(流通ビジネスメッセージ標準)は、GMS(総合スーパー)やSM(食品スーパー)、コンビニエンスストア、大手ドラッグチェーンが相次いで導入を表明。わずか2年足らずで、小売市場の4分の1のシェアを占めるまでになった。 さらに大手流通業を中心に、賞味期限や納品時間の見直しが進み、多段階流通の全体最適に対する意識も高まってきた。まさに半世紀ぶりに実現した流通合理化のうねりだが、担当者の話を拾い集めると、製・配・販連携のしわ寄せが卸に集中していることが窺える。 例えば、既存のEDI(企業間電子データ交換)から次世代EDIと呼ばれる流通BMSへの切り替え。流通BMSで取引データを交換しようとすると、1件当たり約50万円の...  経済産業省の音頭取りで発足した製・配・販連携協議会の活動が着実に成果を上げつつある。 流通システム開発センターで取りまとめた流通BMS(流通ビジネスメッセージ標準)は、GMS(総合スーパー)やSM(食品スーパー)、コンビニエンスストア、大手ドラッグチェーンが相次いで導入を表明。わずか2年足らずで、小売市場の4分の1のシェアを占めるまでになった。 さらに大手流通業を中心に、賞味期限や納品時間の見直しが進み、多段階流通の全体最適に対する意識も高まってきた。まさに半世紀ぶりに実現した流通合理化のうねりだが、担当者の話を拾い集めると、製・配・販連携のしわ寄せが卸に集中していることが窺える。 例えば、既存のEDI(企業間電子データ交換)から次世代EDIと呼ばれる流通BMSへの切り替え。流通BMSで取引データを交換しようとすると、1件当たり約50万円の接続

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