薬剤経済学
脊椎固定術のアプローチ比較研究
第2回 患者単位のデータによる体系的評価の実現
2013年9月15日号
R.フーら米オレゴン健康科学大の「脊椎固定術におけるヒト組替骨形成蛋白−2(rhBMP−2)の有効性と害」と、M.C.シモンズら英ヨーク大の「rhBMP−2の脊椎固定術に対する安全性と有効性」は、腰痛に対する2つの整形外科的処置のアプローチを直接比較した複数の研究(CER)の体系的評価である(アナルズ・オブ・インターナル・メディシン2013年6月18日)。 脊椎すべり症による脊椎の不安定を矯正する整形外科療法では、患者自身の骨で部位の固定を促進する手法(ICBG)が標準療法として高い成功率を報告してきたが、腸骨稜から骨を削り取る処置が必要だ。しかし、骨成長を刺激するrhBMP−2を使えば、骨移植片を採取する際の、痛みを伴うプロセスを省ける。 骨成長の刺激によって移植片を不要にするというアイデアを整形外科医は受け入れ、02年のFDA(米食品医薬品局)承認、翌...
R.フーら米オレゴン健康科学大の「脊椎固定術におけるヒト組替骨形成蛋白−2(rhBMP−2)の有効性と害」と、M.C.シモンズら英ヨーク大の「rhBMP−2の脊椎固定術に対する安全性と有効性」は、腰痛に対する2つの整形外科的処置のアプローチを直接比較した複数の研究(CER)の体系的評価である(アナルズ・オブ・インターナル・メディシン2013年6月18日)。 脊椎すべり症による脊椎の不安定を矯正する整形外科療法では、患者自身の骨で部位の固定を促進する手法(ICBG)が標準療法として高い成功率を報告してきたが、腸骨稜から骨を削り取る処置が必要だ。しかし、骨成長を刺激するrhBMP−2を使えば、骨移植片を採取する際の、痛みを伴うプロセスを省ける。 骨成長の刺激によって移植片を不要にするというアイデアを整形外科医は受け入れ、02年のFDA(米食品医薬品局)承認、翌年
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