眺望 医薬街道
終末期ガイドライン認識不足は厚労省の怠慢
近藤正觀
2013年9月15日号
厚生労働省は7月1日付で「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン(GL)」に関する周知依頼の通知を出した。 このGLは07年5月に策定されたものである。ところが、厚労省がこのGLの活用状況を調査したところ、終末期に、GLを参考にしている医師は19・7%、看護師は16・7%、施設介護職員では22・7%と極めて低い活用との結果だった。また、GLを参考にしていないと回答した医師は22・5%、看護師で22・9%、施設介護職員では18・3%にのぼった。また、このGLを知らないと答えた医師は33・8%、看護師では41・4%、施設介護職員では50・2%だった。GL策定から6年が経過しようとしているこの時期になっても何の徹底もなされていなかったのだ。 終末期医療に関しては別途学会のGLも存在するが、医師・看護師・介護職員に対する意識調査でも、GLを参考にしている医療従事者は約2...
厚生労働省は7月1日付で「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン(GL)」に関する周知依頼の通知を出した。 このGLは07年5月に策定されたものである。ところが、厚労省がこのGLの活用状況を調査したところ、終末期に、GLを参考にしている医師は19・7%、看護師は16・7%、施設介護職員では22・7%と極めて低い活用との結果だった。また、GLを参考にしていないと回答した医師は22・5%、看護師で22・9%、施設介護職員では18・3%にのぼった。また、このGLを知らないと答えた医師は33・8%、看護師では41・4%、施設介護職員では50・2%だった。GL策定から6年が経過しようとしているこの時期になっても何の徹底もなされていなかったのだ。 終末期医療に関しては別途学会のGLも存在するが、医師・看護師・介護職員に対する意識調査でも、GLを参考にしている医療従事者は約2割、
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