「分業検証」にまとわりつく藪蛇論
調剤チェーンとの差別化にも苦悶する日薬
2013年9月1日号
「会長がしゃべっている時間がほとんどだった」 日本薬剤師会の幹部がそんな感想を漏らす。調剤報酬の伸びが問題視され、医薬分業の意義も厳しく問われている日薬は7月3日、今年度初の「政策研究委員会」を開いた。2時間強の会議のなかで、大半の時間を割いて児玉孝会長が当面の重点課題について説明した。 医薬分業のあり方、14年度調剤報酬改定、薬局のあるべき姿を示す「薬局グランドデザイン」の策定、OTC薬インターネット販売問題などだ。 政策研究委員会とは何なのか。 日薬には、医療・介護保険、地域保健など10を超える常置委員会がある。ただ、委員会横断的な課題については対応が難しい。そこで、総合的な政策検討を行う場として12年6月、児玉会長肝煎りで政策研究委員会を設置した。 日本医師会は、めざす医療政策を立案するサポート組織として「日医総研」を抱える。ところが、日...
「会長がしゃべっている時間がほとんどだった」 日本薬剤師会の幹部がそんな感想を漏らす。調剤報酬の伸びが問題視され、医薬分業の意義も厳しく問われている日薬は7月3日、今年度初の「政策研究委員会」を開いた。2時間強の会議のなかで、大半の時間を割いて児玉孝会長が当面の重点課題について説明した。 医薬分業のあり方、14年度調剤報酬改定、薬局のあるべき姿を示す「薬局グランドデザイン」の策定、OTC薬インターネット販売問題などだ。 政策研究委員会とは何なのか。 日薬には、医療・介護保険、地域保健など10を超える常置委員会がある。ただ、委員会横断的な課題については対応が難しい。そこで、総合的な政策検討を行う場として12年6月、児玉会長肝煎りで政策研究委員会を設置した。 日本医師会は、めざす医療政策を立案するサポート組織として「日医総研」を抱える。ところが、日薬
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