医薬経済オンライン

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「打撃不振」の規制改革会議

声高に叫ぶも各省庁も安心のメニュー

2013年9月1日号

 「実績を残すために、ホームランとヒットの両方をどう打ち分けるかが重要だ」 野球の話ではない。小泉純一郎政権時代、政府の規制改革会議の中心的役割を担った「往年の名選手」である元内閣府官僚の台詞だ。同氏によると、規制改革会議が関係省庁に打ち出す規制改革案について、野球用語に例えて、障壁が低く簡単に実績が出る提言を「ヒット」、障壁は高いが実現すれば大改革となる提言を「ホームラン」と評価した。この場合、後者は関係省庁や利害関係団体の抵抗が強かった、郵政民営化や公共事業の見直しなどが当たる。ただ、わかりやすく成果を残すためには、話題性の大きい「ホームラン」と同時に、確実性のある「ヒット」もコンスタントに狙い続けることが大事と本誌に指南した。 この言葉から考えていくと、第2次安倍晋三政権発足後の規制改革会議はさしずめ打率重視の“堅実型”と言ったとこ...  「実績を残すために、ホームランとヒットの両方をどう打ち分けるかが重要だ」 野球の話ではない。小泉純一郎政権時代、政府の規制改革会議の中心的役割を担った「往年の名選手」である元内閣府官僚の台詞だ。同氏によると、規制改革会議が関係省庁に打ち出す規制改革案について、野球用語に例えて、障壁が低く簡単に実績が出る提言を「ヒット」、障壁は高いが実現すれば大改革となる提言を「ホームラン」と評価した。この場合、後者は関係省庁や利害関係団体の抵抗が強かった、郵政民営化や公共事業の見直しなどが当たる。ただ、わかりやすく成果を残すためには、話題性の大きい「ホームラン」と同時に、確実性のある「ヒット」もコンスタントに狙い続けることが大事と本誌に指南した。 この言葉から考えていくと、第2次安倍晋三政権発足後の規制改革会議はさしずめ打率重視の“堅実型”と言ったところだ

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