正念場を迎えた「SCM」構築
ネット販売解禁で「目的来店性」が不可欠に
第35回
2013年9月1日号
7月下旬、薬業界最大の勉強会、ドラッグストアMD研究会(DMS)の上半期総括セミナーが横浜市内のホテルで開催された。2日間にわたる長丁場のセミナーにもかかわらず、当日の参加者は600人弱。ドラッグストアや薬局・薬店の経営幹部だけでなく、メーカーや卸売業の営業スタッフも顔を揃えた。参院選直前に、アベノミクスの第3弾として、健康食品の機能表示やOTC薬のネット販売が解禁になり、急成長を遂げたドラッグストア業界がどのように対応するのかといったことに、関心が集まっていたからだ。 DMSの上半期総括セミナーでは、同質化競争に陥ったドラッグストアや薬局・薬店の新たな成長戦略が提示された。DMSの会長を務める丸大サクラヰ薬局(青森市)の櫻井清社長は開会の挨拶で、地方における少子高齢化の進展と地方経済の低迷ぶりを披露。町の健康ステーションといった役割を担っ...
7月下旬、薬業界最大の勉強会、ドラッグストアMD研究会(DMS)の上半期総括セミナーが横浜市内のホテルで開催された。2日間にわたる長丁場のセミナーにもかかわらず、当日の参加者は600人弱。ドラッグストアや薬局・薬店の経営幹部だけでなく、メーカーや卸売業の営業スタッフも顔を揃えた。参院選直前に、アベノミクスの第3弾として、健康食品の機能表示やOTC薬のネット販売が解禁になり、急成長を遂げたドラッグストア業界がどのように対応するのかといったことに、関心が集まっていたからだ。 DMSの上半期総括セミナーでは、同質化競争に陥ったドラッグストアや薬局・薬店の新たな成長戦略が提示された。DMSの会長を務める丸大サクラヰ薬局(青森市)の櫻井清社長は開会の挨拶で、地方における少子高齢化の進展と地方経済の低迷ぶりを披露。町の健康ステーションといった役割を担って
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