海外時報
1剤当たり「50億ドル」説の真贋
米経済誌が分析、低迷続く新薬開発の成功確率
2013年9月1日号
経済誌『フォーブス』のマチュー・ハーパーによる分析記事が話題になっている。製薬会社の10年間の研究開発投資額と、実際に商品化され上市された製品数の関係分析が、パフォーマンス評価に関わる洞察を刺激しているのだ。 ハーパーによると、商品化できた製品数が増えるほど、その開発に要した1剤当たりのR&D投資額は増えた。これが、最近10年間に計220の新規成分製剤を発売した世界の上場98社の状況だと言うのである。 このうち、上市が1剤だけの会社は3分の2(66社)を占めたが、彼らが投じたR&D費の中央値は3.5億ドル。これに対して、4剤以上を発売した会社は50億ドルを超えた。 ハーパーの関心は、10年間に4剤以上を輩出した19社の状況に向けられた。継続的な新薬開発を手掛けている彼らは、明らかに開発に失敗したプロジェクトの数も多い。50億ドル超という数字は、新薬開発成功に要す...
経済誌『フォーブス』のマチュー・ハーパーによる分析記事が話題になっている。製薬会社の10年間の研究開発投資額と、実際に商品化され上市された製品数の関係分析が、パフォーマンス評価に関わる洞察を刺激しているのだ。 ハーパーによると、商品化できた製品数が増えるほど、その開発に要した1剤当たりのR&D投資額は増えた。これが、最近10年間に計220の新規成分製剤を発売した世界の上場98社の状況だと言うのである。 このうち、上市が1剤だけの会社は3分の2(66社)を占めたが、彼らが投じたR&D費の中央値は3.5億ドル。これに対して、4剤以上を発売した会社は50億ドルを超えた。 ハーパーの関心は、10年間に4剤以上を輩出した19社の状況に向けられた。継続的な新薬開発を手掛けている彼らは、明らかに開発に失敗したプロジェクトの数も多い。50億ドル超という数字は、新薬開発成功に要する
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