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医薬経済気象台

消費税増税判断の秋

2013年9月1日号

 政府は経済財政諮問会議のもとで、消費税増税に関し有識者による集中点検会合を実施した。総論、経済・金融、国民生活・社会保障、産業、地方・地域経済のテーマごとに、学者・エコノミスト・地方首長・産業団体代表・消費者団体代表など60人の有識者を決定し、8月26日から31日までの7日間にわたって意見聴取会合を開催した。総論と産業、地方・地域経済が各1日、経済・金融と国民生活・社会保障が各2日割り振られた。 消費税率は昨秋の3党合意により、来年4月に現行の5%から8%に引き上げることが消費税増税法で決まっている。ただ、増税には「経済状況の好転」が条件になっている。その目安は11〜20年度の10年間の平均で「年率名目3%、実質2%の成長」である。増税法が成立しており、しかも成長率も目安となる水準を満たしている。改めて有識者から意見を聴取する必要もないように思える。 だが...  政府は経済財政諮問会議のもとで、消費税増税に関し有識者による集中点検会合を実施した。総論、経済・金融、国民生活・社会保障、産業、地方・地域経済のテーマごとに、学者・エコノミスト・地方首長・産業団体代表・消費者団体代表など60人の有識者を決定し、8月26日から31日までの7日間にわたって意見聴取会合を開催した。総論と産業、地方・地域経済が各1日、経済・金融と国民生活・社会保障が各2日割り振られた。 消費税率は昨秋の3党合意により、来年4月に現行の5%から8%に引き上げることが消費税増税法で決まっている。ただ、増税には「経済状況の好転」が条件になっている。その目安は11〜20年度の10年間の平均で「年率名目3%、実質2%の成長」である。増税法が成立しており、しかも成長率も目安となる水準を満たしている。改めて有識者から意見を聴取する必要もないように思える。 だが、

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