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薬剤経済学

経口剤トリプル療法vs生物学的製剤RA療法

(後)

2013年9月1日号

 6月に米国で発表された2つの臨床評価報告のひとつが、退役軍人庁ネブラスカ−西アイオワ医療システムのジェームズ・オデルらが行った「メトトレキサート療法に失敗した活発なリウマチ性関節炎(RA)の治療」である。定着した標準療法が、実は以前の(安価な)治療に対して優位を証明できなかったという報告だ。 1次療法がうまく行かなくなったら、急いで無条件に生物学的製剤に切り替えるRA治療のトレンドに、疑問符を突きつけている。スルファサラジンとヒドロキシクロロキンを加えた疾患修正型抗リウマチ薬のトリプル療法は、メトトレキサート(M)に生物学的製剤エタネルセプト(E)を加えるアプローチ(E+M療法)と比しても、実は「劣っていない」(ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンのオンライン6月11日)というのだ。 この結果を前に、オデルらは、まずジェネリックを...  6月に米国で発表された2つの臨床評価報告のひとつが、退役軍人庁ネブラスカ−西アイオワ医療システムのジェームズ・オデルらが行った「メトトレキサート療法に失敗した活発なリウマチ性関節炎(RA)の治療」である。定着した標準療法が、実は以前の(安価な)治療に対して優位を証明できなかったという報告だ。 1次療法がうまく行かなくなったら、急いで無条件に生物学的製剤に切り替えるRA治療のトレンドに、疑問符を突きつけている。スルファサラジンとヒドロキシクロロキンを加えた疾患修正型抗リウマチ薬のトリプル療法は、メトトレキサート(M)に生物学的製剤エタネルセプト(E)を加えるアプローチ(E+M療法)と比しても、実は「劣っていない」(ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンのオンライン6月11日)というのだ。 この結果を前に、オデルらは、まずジェネリックを組

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