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美白化粧品問題から何を学ぶべきか

2013年9月1日号

 カネボウ化粧品の美白化粧品で、肌が斑に白くなる「白斑」被害が深刻化している。同社製品を使用して白斑症状が確認された人数は、8月11日時点で7266人になった。うち、2980人は「白斑」が「3ヵ所以上」、「5センチ以上」、「顔に明らかな白斑」などの重い症状が確認されている。なお、被害実態は今後の調査によってさらに拡大するものと考えられる。 問題の化粧品は、同社が独自に開発した美白成分である「ロドデノール」を配合し、08年1月に厚生労働省から新規医薬部外品有効成分としての認可を取得している。 なお、同社は家庭などにあったとされる約45万個の対象製品の回収率は、7月28日時点では97%に達したと発表していた。だが、その後の調査で、8月11日時点で自主回収した数は、実に約118万4000個と、同社の予想数の103万個をも優に上回っている。これらの数字の大きな誤謬も同社に対する信...  カネボウ化粧品の美白化粧品で、肌が斑に白くなる「白斑」被害が深刻化している。同社製品を使用して白斑症状が確認された人数は、8月11日時点で7266人になった。うち、2980人は「白斑」が「3ヵ所以上」、「5センチ以上」、「顔に明らかな白斑」などの重い症状が確認されている。なお、被害実態は今後の調査によってさらに拡大するものと考えられる。 問題の化粧品は、同社が独自に開発した美白成分である「ロドデノール」を配合し、08年1月に厚生労働省から新規医薬部外品有効成分としての認可を取得している。 なお、同社は家庭などにあったとされる約45万個の対象製品の回収率は、7月28日時点では97%に達したと発表していた。だが、その後の調査で、8月11日時点で自主回収した数は、実に約118万4000個と、同社の予想数の103万個をも優に上回っている。これらの数字の大きな誤謬も同社に対する信頼を

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