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From Local to Global 私と公衆衛生

不健康局長の「健康日本21 」:追悼・高原亮治君

第59回

日本尊厳死協会理事長 岩尾總一郎(元厚労省医政局長)

2013年9月1日号

 規制行政に慣れている行政関係者にとって、努力目標とは、「やったほうがいいとは思うが、どうでもいいような施策」、その裏打ちとなる法律の制定は欠くべからざるものではない。健康増進活動もそのひとつで、国民健康体力づくり運動として全国的な取り組みをしてきたものの、長らく立法化できなかった。それが02年に念願叶い、「健康増進法」が成立した。この法律の仕掛けとなる「健康日本21」を考え出したのが、元厚生労働省健康局長の高原亮治さんだった。 その高原さんが、去る7月18日、高知の寄宿先で急逝した。享年66歳。過日、同期が集まった。在りし日の高原さんを偲びつつ、以下、追悼文を書く。  規制行政に慣れている行政関係者にとって、努力目標とは、「やったほうがいいとは思うが、どうでもいいような施策」、その裏打ちとなる法律の制定は欠くべからざるものではない。健康増進活動もそのひとつで、国民健康体力づくり運動として全国的な取り組みをしてきたものの、長らく立法化できなかった。それが02年に念願叶い、「健康増進法」が成立した。この法律の仕掛けとなる「健康日本21」を考え出したのが、元厚生労働省健康局長の高原亮治さんだった。 その高原さんが、去る7月18日、高知の寄宿先で急逝した。享年66歳。過日、同期が集まった。在りし日の高原さんを偲びつつ、以下、追悼文を書く。

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