医薬経済オンライン

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深層・在庫管理問題

「後発品」に翻弄される医薬品卸

続くメーカー峻別の日々

2013年8月15日号

 後発品を巡って、妥協できない交渉がある。物流センターでの後発品の在庫管理などに頭を抱える東邦薬品が、ひとつの状況打開策として、各メーカーに対して後発品の「在庫管理料」を要求した。その波紋が、後発品専業、新薬系、兼業メーカーに広がっている。根気よく説明に当たる東邦薬品は、どうやら提案内容を撤回するつもりも譲歩するつもりもなく、合意をめざして突き進んでいる。ところが、何が何でも「風穴」を開けられたくはないメーカーは、東邦薬品の要求に難色を示しており、在庫管理料の交渉は双方が譲らないまま、平行線を辿っている。  中間期の終わりで、ちょうど次期薬価改定に向けた厚生労働省の薬価調査の月に当たる「9月末」が、交渉の目安となる。10月7日に開催する東邦薬品創業65周年パーティーの祝いの日を、気持ちよく迎えられるのだろうか。  製薬業界は、新数量目標60%など...  後発品を巡って、妥協できない交渉がある。物流センターでの後発品の在庫管理などに頭を抱える東邦薬品が、ひとつの状況打開策として、各メーカーに対して後発品の「在庫管理料」を要求した。その波紋が、後発品専業、新薬系、兼業メーカーに広がっている。根気よく説明に当たる東邦薬品は、どうやら提案内容を撤回するつもりも譲歩するつもりもなく、合意をめざして突き進んでいる。ところが、何が何でも「風穴」を開けられたくはないメーカーは、東邦薬品の要求に難色を示しており、在庫管理料の交渉は双方が譲らないまま、平行線を辿っている。  中間期の終わりで、ちょうど次期薬価改定に向けた厚生労働省の薬価調査の月に当たる「9月末」が、交渉の目安となる。10月7日に開催する東邦薬品創業65周年パーティーの祝いの日を、気持ちよく迎えられるのだろうか。  製薬業界は、新数量目標60%などを

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